初めて手にしたクレジットカード ~感激の1枚目は~
クレジットカード審査に落ち、自分は社会から認められていないんだ!とショボくれる私。
当時の私はワケあって多額の借金を抱えていた。
その額、消費者金融5社で300万円!(総量規制前)
うわ!もう早めに自己破産ないし債務整理をしたほうが良いんじゃないかしら?
という状況ながら、私はクレジットカードを手にするために、自己破産も債務整理も選ばなかった。
借りたもんは約束通り返す!!!
そして、クレジットカード・・・ゴールドカードを手に入れるんだ!
と、私はこんな感じで無駄に男気を燃やしていたのであった。
果たして、多額の借金を抱えた冴えないおっさんは、どうやってクレジットカードを手に入れたのだろうか。
その体験記を・・・え?興味ない?
そんなこと言わずに読んでいってください・・・
クレジットカードを手に入れるために
適当に申し込んだ(どのカードを申込んだかは忘れた)クレジットカード審査に落ちた私は、クレジットカードを手に入れるためにはどうしたらいいのか、その情報を集めることにした。
自分の状況を知る
まず、クレジットカードを申込むにあたりいくつかの条件があるんだ。
これはクレジットカード会社やカードの種類によって異なるのだが、申し込み条件が「社会人」とあるものに学生が申込んでも審査の入り口で弾かれてしまうよね。
自分のことなので確認するというほど大げさな作業じゃないかもしれないけど、クレジットカード申し込みの条件を満たせるかどうか、自分の状況を見直しておこう!
申込みのための4つの条件
クレジットカード審査のためには、一般的にこの4つを満たしている必要がある。
- 信用情報に事故情報が載っていない。
- 現居住に1年以上住んでいる。
- 現職に1年以上勤めている。
- 安定した収入がある。
審査のための3つの条件
上記の最低限の条件を満たし、クレジットカード申込みをすると、3つの条件で審査される。
- 資力
- 資産
- 性格
この3つね。
これらの条件については別途まとめておくから、興味があったら見てね!
さて、これを踏まえてですね、当時の私の状況を書き出してみると・・・
くっ・・・以前書いたものをそのままコピペしてきたら、いらぬ情報までもってきてしまったが、概ねこんな感じだ!
ここまでは、まぁよく見かけるスペックだと思うんだけど、私はこれに加えて5社合計300万円の借金があった!
クレジットカードを作るにあたり、何よりも重い足枷!
当時はこんなに借金があったら、まずクレジットカードなんて作れないだろう!って思ってた。
信用情報の確認
上に書いた条件と被るんだけど、初めてクレジットカードを作るときには自分の信用情報を確認しておいたほうがいい。
携帯電話料金に携帯端末代の分割代金を含ませている場合は、うっかり未払いがなかったかどうかも確認しといてね。
皆さん、意外と知らないんだけど、これも信用情報機関に未払い情報が載りますからね!
できることなら、CICやJICCの情報を自己開示して見ておいたほうがいいかもよ。
自分のお金に関すことについて、どういう情報が載っているかなんて見たことない人がほとんどだと思うから、この機会に見ておくのも面白いと思うよ!
あと、この個人情報機関にはクレジットカードの申し込み情報も半年間保持されるから、クレジットカードが欲しいからって一度に何枚も申込むのはNG!
いわゆる申込みブラック状態になるので、半年以内に3社くらいまでに留めておいたほうがいい。
この個人信用情報については、私は根拠のない絶対の自信があった(借金額はともかく)のであまり気にはしなかったかな。
消費者金融の借金は、怖い取立てのイメージがあったので100%支払いを忘れないように気を張っていたし、携帯代金の分割払いはその当時なし。
クレジットカードやローンの申込みは、1社申込んだクレジットカードだけだったから自信があったんだけど・・・今考えると、なんとも頼りない自信だったな・・・
初めてクレジットカード取得に挑戦するみんな!
ほんの少しでも不安があるなら、事前に自分の個人信用情報を開示して確認しておいてね。
申し込むカード選び
ここまできて、いよいよ本題。
どの会社のどんな種類のクレジットカードを申込むか。
初めて手にするのはどのカードがいいのか!?
これを吟味したわけですよ。
おぼろげながら、ゴールドカードは中々手に入れられないとか、プラチナカードなんてもんがあって、一部のお金持ちしか手に入れられない。
更にはブラックカードとかなんとか、そんな幻のカードもある(らしい)
という感じの知識というかイメージは持ってたんだ。
だから、初めてのクレジットカードで普通のサラリーマンである私が300万円もの借金を抱えているわけだから、ゴールドやましてやプラチナなんかじゃなくて普通のクレジットカードを申込むべきだ!なんて思ったわけね。
で、いわゆる普通のクレジットカードについて調べ始めたんだ。
調べていくと、普通のクレジットカードのなかにも消費者金融系カード・流通系カード・信販系カード・銀行系カードという具合に、区分があって更にそれぞれ取得難易度(審査の通りやすさ)が違うということが分かったんだ。
取得難易度が優しい順に
消費者金融系>流通系>信販系>銀行系なんて言われているけれど、そもそもこの〇〇系なんていう括りはクレジットカードマニア達が作り出した区分だから、あまり気にしなくてもOK!
気にしなくてもOK!なんて言いながらも、実は気になって気になって仕方なかった私は、5日ほど悩みに悩んで流通系と言われるセディナのJiyu!da!(自由だ!)というカードを選んだ。
このカードを取得して、クレジットカードの階段を上っていづれはゴールドカードを・・・なんて思い描いていたんだ。
このJiyu!da!を選んだ理由は次の3つ
・年会費無料
まだ、それほどクレジットカード熱が高くなかったから、年会費は支払いたくなかった。
・審査が前向きだという情報があった
主婦やアルバイトでも審査申込みができ、使ってくれるなら発行するというスタンスだという情報をアチコチで見て、これなら多額の借金を抱えていても支払いの滞りがなければ審査が通るのでは?と思った次第。
・カードの見た目が良い
上に書いた審査に前向きだというカードは、他にもいくつかあったんだけど、どれもこれもカードの見た目がイマイチだったんだ。
その中でJiyu!da!は爽やかな雲が描かれている嫌みのない見た目で、どこで出しても恥ずかしい思いをしなくていいかな・・・なんて思ったんだよね。
取得できたら、色々なところで使ってクレジットヒストリー(きちんと支払いをしていますよ!という情報)を育てたかったから、この頃カードの見た目は結構気にしていたんだ。
あ、このカードは雲の絵が描かれた爽やかなものと、キティちゃんが描かれたカードがあるんだ。
キティちゃん好きにもたまらない見た目だぞ!
いざ申込み
多額の借金を抱えていた私にとっては、審査に前向きというのがとても重要な項目で、このカードに申込もうと決めたはいいけど、また審査落ちしたらヘコむよなぁ・・・
でも1枚目を手に入れないことには始まらないし・・・
などと、グダグダ考えながら申込みを開始。
氏名、職業に年収、年齢・・・そして多額の借金額。
これらを入力して、祈るような気持ちで申込みのボタンを押したわけだ!!!
頼む!借金はたらふくあるが、支払いを滞らせたことがない私に、社会人の証であるクレジットカードを・・・頼む!
あ、そうそう、クレジットカード申込みのときはくれぐれも嘘を書かないようにね!
少しでもよく見せたい、審査を通りたい一心で虚偽の申告をする人がたまにいるらしいけど、バレるからね!
特に、私が悩んでいた借入金額は、クレジットカード会社が審査のときに必ず個人信用情報を見にいくから絶対にバレるぞ!
氏名住所はもちろん、借入額も正確に!だ。
申込みからおよそ一週間後、審査合格を知らせるメールが届いた。
もうね、本当に嬉しかったんだ。
多額の借金を抱えた状態でクレジットカード審査に落ち、社会のお金の流れから完全に脱落したように思っていたけど、こんな私にクレジットカードを発行してくれる会社があった。
もう1度言わせてくれ、本当に嬉しかった!
そのときのカードは、今でも大事にとってあるんだ!
今はこれとは違うデザインになったけど、新しいデザインもソコソコ良い。
ともあれ、念願のクレジットカードを手に入れた私は、公共料金や携帯電話使用料の支払い全てをこのクレジットカード払いにし、毎月コツコツと使いながら滞ることなく支払いをする!という当たり前のことをひたすら繰り返した。
そして半年が経った頃、やはり私はどうしてもゴールドカードを手に入れたくなってきたのだ。
あれこそが社会人の証!!!
私は、次のステップとしてゴールドカード入手について調べだしたのであった。
最後に
お金の面で社会的にドロップアウトしそうだったおっさんが、なんとかクレジットカードを手に入れたという体験記を記したわけですが、同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。
今まで、携帯電話分割払いを含むローンや借金の延滞がないのであれば、是非クレジットカード取得にチャレンジしてください!
そして、引き続きキチンと計画的に支払いを続けていけば、社会は我々を弾き出したりしません!
今、当時の私より酷い状況の方は、自己破産や債務整理を行って1から出直すのもよい選択だと思います。
その道を選ばず、自力で頑張るという方で過去に滞った支払いがあるという方は、まずは2年間(延滞が発生したときから2年間)支払い日にお金を払うという当たり前のこと続けてください。
2年後、あなたの個人信用情報はお金をちゃんと払う人として見えるようになっています。
当たり前のことを当たり前に繰り返していたら、社会はちゃんと受け入れてくれんだよ!!!
と、ごく当たり前のことを強めに言ってみたところで失礼いたします。