初めて手にしたゴールドカード ~クレジットカードマニアへの入口~
金・・・金、金!
金が欲しい!
あ、いや、金(カネ)じゃなくて金(キン)ね。
金のクレジットカードが欲しいんだ!
多額の借金を抱え、経済社会からドロップアウトする・・・と見せかけて、なんとかクレジットカードを手に入れることができた私。
初カードに感激したのもつかの間、私はあの・・・あの伝説のゴールドカードを手に入れたくなったのだ。
なぜ金のカードが欲しかったのか
財布にキラリと輝くゴールドカード。
あれこそが私と対極にある経済的成功者の証!私はそんなイメージを持っていたのだ。
だから欲しい!どうしても金に輝くカードが欲しかったんだ!
ゴールドカードを手にすれば、ある一定の社会的信用が手に入るような気がしていたんだ。
ふっ・・・私も若かったものだ。
ゴールドカードを手に入れるために
私のようなものが、伝説のゴールドカードを容易く手に入れることなどできるはずがない!
そう思っていた私は、少しでも入手の可能性をあげるために、次のようなことを推し進めた。
こまめにクレジットカードを使う
あらゆるクレジットカード情報を読み漁り、ランクが高いクレジットカードを手に入れるためには、カードをこまめに使うのが大事だという情報を得た。
クレジットカードを所有していても、全く使わない人と毎月コンスタントに使う人では、後者の方がクレジットカード会社としても使ってくれるお客様ということで、新たにカード発行をしやすくなるといのだ。
なるほど。
一理あるような無いような情報だが、使っていてマイナス評価になることは無さそうだ。
ドンドン使おう!
ということで、携帯電話料金から光熱費のの支払いはもちろん、スーパーなどでも積極的にクレジットカードを使うことにした。
支払いは延滞しない
これは考えるまでもないことだと思うが、支払いを延滞しており、個人信用情報機関にそれが載ってしまえばゴールドカードなど手に入らない!
それどころか、せっかく発行してもらった1枚目のクレジットカードも取り上げられてしまうかもしれない。
延滞はしない!絶対にな!という精神で毎日を過ごした。
・・・ま、当たり前のことなんだけどね。
借金を減らす
これは私特有の問題だが、やはり多額の借入金というのはイメージがよろしくない。
借金を含め、上手いこと生産的な経済活動を回せているのであれば健全だが、私の場合はただの借金であり、経済活動を回すためのものではい。
ただの経済的弱者だ!
ということで、ひとまず3ヶ月で50万円くらいを返済した。
1年~2年待つ
ランクが高いクレジットカードを手に入れるためには、コツコツ使いしっかり支払いをする。
そのクレジットヒストリー(お金の使い方と支払い)を1年から2年かけて磨きあげることによって、ランクが高いクレジットカードも・・・
えぇい!そんなに待てんわ!
待てんわ!
私の黄金への執着は、もう1分1秒も待っておれんのだ。
今すぐ、この財布に金の色どりが欲しいの!
欲しいの!
すでにクレジットカードの魔力に引き込まれていた私は、クレジットカードマニア達のサイトにある、1年から2年はクレジットヒストリーを磨けというアドバイスを無視して、1枚目のクレジットカード入手から3ヶ月ほどでゴールドカードを申込むことを決意した。
金への熱い想いとは裏腹に、心のどこかでは「いや、審査通らんだろ」とも思っていたんだけどね。
ゴールドカード選び
どのゴールドカードにしようか。
この迷いはアッサリ解決した。
私に1枚目のクレジットカードを発行してくれたセディナ、その会社のゴールドカードであるOMCゴールドカードこれに申込むことにしたのだ。
理由は
・私のような者にクレジットカードを発行してくれた恩義
・流通系カードの中では群を抜いてカッコいい券面。
・クレジットカードには珍しいロードサービスが付帯している
からである。
中でも、券面のカッコよさは全盛期のキムタクを凌ぐほどのカッコよさで、私が券売機やカードリーダーだったら、間違いなく「OMCゴールカードさんに通されたい!」と叫ぶだろう。
それほどカッコいいのである。
イマイチ自分でも何言ってるのか分からないが、他社のゴールドカードと見比べても優劣つけがたい面構えに私は惚れたのだ。
1枚目のクレジットカードを手にしてから3ヶ月、私は無謀とも思えるゴールドカードへの申込みをした。
暑い夏だった・・・
あ、いや冬だったかな?ちょっと季節は忘れちゃった!
審査の結果は・・・
なんと、申込みから1週間程で審査合格のメールがきたのだ!
こんな・・・
こんな幸せがあるかい!!!
私などは一生手に入れられないと思っていた、金に輝くクレジットカード。
夢にまで見たゴールドカードが、私の手元に。
ついに私の手に!
・・・この写真だと、イマイチ金のキラキラした輝きが分からんな。
これが届いた夜、私は金に輝くカードを 眺め続けた。
正面はもちろん、斜めから見てもカッコいい。
財布に入れてもテーブルに置いてもカッコいい。
気づけば3時間以上も、ひたすらクレジットカードを眺めるという極めて気持ち悪い行動をしていたのである。
その日から、私の趣味に「クレジットカードを眺める」という変わった趣味が加わったのである。
クレジットカード、キレイだなぁ・・・もっと欲しいなぁ・・・
クレジットカードの券面に魅了された男、それが出来上がった瞬間であった。
っていうね、そういう話。